プロのドッグトレーナーが発信するしつけサイトの決定版!

海外のしつけ事情
犬の検疫~犬といっしょに海外行くことは可能か?~

最近は犬を連れて旅行をする人を多く見かけるようになりました。でも国内に比べて、海外へ犬を連れていくのにはまだまだハードルが高く感じられる方も多いのではないでしょうか?
その理由のひとつに「検疫」があります。
 
検疫は日本から外国に犬を連れて行く場合、また犬と共に日本へ帰国する場合、どちらにも必要となります。滞在日数にかかわらず、動物の伝染病を広めないために世界各国で行われています。
 
検疫の重要な目的のひとつに、国内への狂犬病の侵入を防ぐ役割があります。現在日本では、年に1度の狂犬病の予防接種が義務づけられていますが、
欧米やアジア近郊の地域ではまだまだ人への感染例が多く報告されています。
そのため過去2年間にわたり、狂犬病が発生していない地域(指定地域*)とそうでない地域では、検査内容が大きく異なります。指定地域以外からの場合、マイクロチップ**装着の他にも、狂犬病のワクチンを2回以上接種していることや、狂犬病の抗体が作られているかどうかを調べる血液検査など、入念なチェックが行われます。
  
また係留検査(犬を隔離して病気などを調べる)も、指定地域とそうでない場合には期間が異なります。指定地域からであれば、最短12時間以内で済みますが、指定地域以外からの入国で書類などに不備がある場合、最大180日間の係留になってしまので注意が必要です。
 
移住や長期出張などの理由で日本から離れなくてはいけない場合、大切な家族の一員である犬もいっしょに連れていきたいですね。早めに情報を集めたり、かかりつけの獣医さんに相談するなど、しっかりと準備を進めておくと良いでしょう。
 
※日本を出るための条件と相手の国に入るための条件は異なるので、事前に大使館や相手国の検疫当局で確認してください。
 動物検疫所ホームページ 
 http://www.maff-aqs.go.jp/
 
 
指定地域* 
台湾、アイスランド、アイルランド、スウェーデン、ノルウェー、英国(グレート・ブリテン及び北アイルランド)、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム (平成19年3月現在) 
 
マイクロチップ**
個体識別のためのIDのようなもの。獣医さんのもとで犬の皮下に注射で埋め込みます。