

「ウルフパーク」って聞いたことありますか?直訳すると、オオカミ公園??
アメリカのインディアナ州にあるこの施設では、20頭前後のオオカミが自然に近い環境で飼育されています。先日、こちらの施設を知人のドッグトレーナーが見学しに行き、興味深い報告をしてくれました!

彼女が初めてオオカミと接し、犬との大きな違いを感じた点は・・とにかく頭が大きい!!だったとか?!
今回訪れたのは夏という時期もあって、毛は冬毛がなく少し物足りない感じでしたが、やはり冬は毛がふさふさでそれこそオオカミらしくなるそうです。思ったよりニオイはなく、歯がキレイなことにも驚いたそうです。

このように、間近で自然の状態のオオカミを観察できるそうです。

獲物を前にしてもオオカミの行動も観察できたそうです。

泳ぎだって得意!

オオカミとイヌは近い動物とは言われますが、野生の動物と家庭犬との違いを感じますね。
オオカミの食餌を観察したり、遠吠えに耳を傾けたりと、貴重な体験ができたそうですが、中でも彼女が一番興味を示したのは、パーク内のバイソン(牛)の群れにオオカミを放したときの行動のでした。
まずオオカミはバイソンのいる広いスペースに入ると、なにやら品定めをするようにグルっとエリアをひと回りして、ゆっくりと群れの方に近づいていきました。その際オオカミは、強いカーミングシグナル(ボディランゲージ・動作によるコミュニュケーション)を発しながら、自分の気持ちや状況を瞬時に周囲に伝えていきます。
オオカミは犬よりもはるかに多くの細かいサインがあるため、その展開の早さといったら!まるで狩猟本能を呼び起こされたかのような行動パターンに、次々と入っていきます。すると危険を察したバイソンは、赤ちゃんを群れの中心に入れ始めるなど防衛体制に入ります。
ウルフパーク内でオオカミがバイソンを襲うことはないそうですが、自然界の厳しさを肌で感じるような緊張感に息をのみました。
人間の世界でも、たまに「空気の読めない人」っていますよね。
相手のちょっとした心境変化を読み取れなかったり、その場に見合った行動ができなかったり、決して悪気はないとはいえ、周りの人たちにちょっとしたストレスを与えてしまいます。
愛犬との信頼づくりにも、相手の気持ちや心境を察することはとても大切です。
「観察」をキーワードに、犬のカーミングシグナルを注意深く読みとること、飼い主が表情豊かに振舞うこと、言葉が伝わらない相手だからこそできるコミュニュケーションを大切にしていきたいですね。