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ニュースの裏側
優先座席と社会モラル

「全席が優先座席」という考えのもと、平成11年より車内の優先座席を撤廃していた阪急電鉄。このほど8年半ぶりに全車両で優先座席を復活させるというニュースを耳にしました。
 
お年寄りやお体の不自由な人、妊娠中の方や乳幼児を連れた方など、座席を必要とされる方に対して、優先座席を設けなくとも、互いに譲り合いの精神を持とうと呼びかけていましたが、現実的には座席を譲る人が誰もいなくなってしまったというのです。

駆け込み乗車をしてきた元気なご老人に、席を譲る必要があるのだろうか?
「自分はまだそんな年ではない!」と断られてしまったらイヤだなぁ…。
他にも座っている人は大勢いるのに、どうして自分だけが立たなくちゃいけないの? 
 
そんな誰しもが持つ心の葛藤が、かえって車内モラルの低下を引き起こし、本当に座席を必要としている方が座れないという事態を招いてしまったのではないでしょうか。
 
 
これは犬と暮らす私たちにとって、犬連れのマナーと置き換えることができます。
 
たとえば散歩時に、人とすれ違う場合はどうでしょうか?
以前シェパードを連れて歩いていると、向こうから来た人に「コワくてすれ違うことができない」と言われたことがありました。たとえお利口に「フセ」をして、その人が通り過ぎるのを待っていたとしても、犬が苦手な方にとっては恐怖心を拭いさることはできないもの。
 
モラルやマナーは、お互いがスムーズな社会生活を営むために必要不可欠です。
相手に対するいたわりや思いやりの心を忘れずに、犬も人も気持ちよく生活ができたら良いですね。