

2007年11月、日本の調査捕鯨船が下関港から南極海に向かいました。
日本ではあまり伝えられなかった捕鯨船出航のニュースですが、世界では大きく報じられています。
今回の捕獲対象は、ザトウクジラ。
巨大なクジラのパフォーマンスを船上から観察するホエールウォチングは、世界的にも愛好家が多く「見るクジラ」として定着しています。
以前に沖縄の座間味島でホエールウォチングをした時の写真をご紹介します。

「ブロー」
潮吹き。呼吸した空気を水面近くではたくため、大きなしぶきがあがります。

「ブリーチ」
30~40tもある巨体を水面に持ち上げる派手なパフォーマンス。肌についた寄生虫や古い角質を落とす効果も。

「フレルークアップ」
クジラの尾びれは人間の指紋のように1頭ずつ違うので、個体識別に役立ちます。
また繁殖期のクジラは、歌もうたうそうです!
クジラに声帯はありませんが、未婚の若いオスは体の空洞部分を使い、「クオーン・クオーン♪」というせつないラブソングを海中に響かせます。(時期によって異なる歌を聴かせてくれるというのですから、楽しいですよね)
私もウォッチング船に乗った際に、夕日を浴びて虹色に輝く「レインボーブロー」を見たり、水中マイクを入れてクジラの歌を聴かせてもらうにつれ、なんとも神秘的で、この自然やクジラと共に暮らせる環境を守りたいと強く思いました。
日本の調査捕鯨には、欧州や米国からの批判が常につきまといます。
京都議定書などで地球温暖化防止をリードする日本、私たちも捕鯨の問題に関して目を逸らさずにいたいですね。
追記:政府は12月21日に、今後1~2年間はザトウクジラの捕獲を見合わせると発表しました。背景としては、IWC(国際捕鯨委員会)やオーストラリアなどから強い批判が出ていることに関係していますが、もっと自国の判断で取り組んでいけたらいいですね。