

みなさんは小学生の頃、学校でなにか生き物を飼っていましたか?
ウサギやニワトリ、チャボなどの世話をするうちに、なつかれて次第にかわいくなっていったという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
現在も全国の小学校の約9割が、何らかの動物を飼育しています。
ある学校では、登校拒否気味の生徒にウサギの飼育を任せたら次第に欠席が少なくなったり、また拾ってきたスズメの雛をみなで世話することでクラスが団結したり、動物飼育が子どもたちの心の成長に役立つ例が報告されています。
しかし、衛生管理の面や飼育の正しい知識を持つ先生が限られていたり、学校だけでは解決できない問題もたくさんあります。
「休日の世話を誰がするか」というのも大きな問題です。
命に休みはありません。
毎日きちんと世話をすることが大切
そう話すのは、全国学校飼育動物研究会 の中川美穂子事務局長。
私たちが小学生の頃は、近所の子どもたちが家の野菜を持ってウサギ小屋の周りに集まっていた気がしますが、現在は休日に子どもを登校させるのが心配…というご両親も多く、金曜日に休日分のエサをまとめてやる学校が多いそうです。
本来、学校で生き物を飼育することの目的は、口の利けない弱い存在の動物の生活を守ることで、命の尊さや思いやりの心を育むこと。
「休日もちゃんと生き物の世話をする」という授業以外の学びを通して、子ども達は命に対する責任感を学んでいくのではないでしょうか。