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犬のしつけから学ぶ 子供の教育問題
命あるものを食べる

これまで Dog-ism♪ では、学校の動物飼育や動物園のあり方などを通して、子どもたちが命の大切さについて学ぶ機会について考えてきましたが、今回は「命あるものを食べる」ことで知る命の大切さについて考えてみたいと思います。
 
自然体験塾の主宰者であり、4年前まで小学校に勤務していた杉原五雄さんがこんな話をされていました。
 
小学校の理科や総合学習の授業では、マユ玉を煮て生糸を取り出す実験をするそうです。しかし「サナギを殺すなんてかわいそう」という悲鳴にも似た生徒たちの声があがり、よく授業がストップしてしまうというのです。
 
人間の生活に欠かせない食べ物や衣服は、家畜などの様々な生き物の命の上に存在しているはずなのに、いつのまにか大人はそういう事実を隠そうとしてしまうのではないでしょうか。
 
 
自然に触れたり、心の葛藤を乗り越えることで、初めて子どもが命の存在に気付くこともあります。
 
夏休みに田舎へ遊びに行った5歳の男の子。近所のお兄ちゃんたちに釣りを教えてもらい、自分で釣った小魚をたくさん持ち帰ってきました。その小魚を母に頼んでフライにしてもらうのですが、台所で調理の様子を見ているうちに、だんだん口数が少なくなっていき…。いざ食卓でそのフライを口に入れた途端にぽろっと涙をこぼし「お口が痛い」と言ったそうです。
それを聞いたお母さんは、
 
 「そうだね。でも食べられた魚はあんたになって、生きていくんだよ」
 
と、答えたそうです。
 
「命あるものを食べて生きる」ことについて子どもなりの思いがうまれることは、自分以外の命の存在を知ったり、人間も自然界の営みの一部だというこというを理解するのにとても大切です。
 
「かわいそう」のひと言で目を背けるのではなく、子どもたちに命の大切さを伝えることのできる大人でありたいですね。