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海外のしつけ事情
コートを着たキリン

アメリカ・カリフォルニア州にある「オークランド動物園」。
 
森のような広大な敷地の中で、多くの動物たちとふれ合える人気の動物園ですが、先日こちらで暮らすキリンについてユニークなニュースをインターネットで目にしました。
  
ティキは、キリンとしては高齢の18歳。飼育員たちは、ベイエリアの冬の寒気がアフリカ出身のティキの身体にこたえると、体力の劣えを心配していました。

日頃からマッサージや鍼など、薬物を使わない動物のケアを心がけているこちらの動物園。
ある時、飼育員は馬羊毛布デザイナーにお願いして、ティキのコートを作ってもらうことを思いつきました。しかも温度調節のために着脱可能な裏地付き!「背の高いキリンを正確に採寸するために、飼育員がはしごによじ登らなければならなりませんでした」というエピソードには、思わず笑ってしまいました。
 
犬と同様、キリンなど野生で暮らす動物たちに「飼育マニュアル」はありません。
なのに私たちは知らず知らずのうちに、「寒い→暖房」や「病気→薬」と当てはめてしまっていないでしょうか?
 
けれどティキの担当飼育員は、先輩飼育員から話を聞いたり、他の動物のケアから何か使えるアイデアがないか?と想像力を膨らませるなど、「どうしたらこの子のためになるだろう?」とおそらく24時間ずーっと考え続けたことでしょう。そうしてうまれたアイデアが、体温調節のためのコートや飼育員とのコミニュケーションを深めるためのマッサージという、人間と同じ健康管理法だったのですから興味深いですよね。
 
一見するとなんてことない動物のニュースの裏には、飼育員たちのティキに対する愛情や野生動物飼育に対する熱意が詰まっているような気がしました。