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子犬のしつけがうまくいく ちょっとしたコツ
「教えない」ことこそが教育?

 「まなぶ」という言葉は、「まねる」に由来していることをご存知ですか?
 
京大霊長類研究所の松沢さんによると、チンパンジーの世界にも親の手本をまねて学ぶことがあるそうです。
 
西アフリカのギニアには、木の実の種を石で叩き割って中身を取り出して食べるチンパンジーがいるそうです。子どものチンパンジーたちは、親や大人の様子をじっとのぞき込みながら、種を石に載せ手で叩くなどの工夫をして自分でもなんとか種を割ろうと試みます。この間、大人たちが手取り足取り教えたりすることは一切なく、チンパンジーにとって「見習う学習」であると松沢さんはおっしゃいます。
 
犬も、もともと群れで生活していた動物。同じように「見習う学習」や親や大人の手本から学ぶことも多くあります。
 
親犬と同じ家で暮らす子犬たちは、親がトイレシーツでおしっこをするのを見ているので教えなくてもトイレを覚えたり、散歩中の犬同士のマナーを自然と覚えます。
 
 これこそが、犬にとって「教えない教育」なのかも知れません。
 
とはいえ、犬が学ぶのは良い行動ばかりではありません。
あるお宅で飼われていたボーダーコリーは、バイクや宅配便の台車の音にとっても敏感でいつも吠えていました。するとその家に後からきたダックスフンドも同じように屋外に向かい吠えるようになってしまったといいます。
 
私たちは日常の接し方の中で、「遊びの時間」「トレーニングの時間」「ひとりでいる時間」とメリハリをつけて接するよう心がけていますが、自分が意識していない時でも意外と犬たちは飼い主の様子を見ているもの。日頃の愛犬との接し方や他の犬たちの行動にも注意を払っていけたらよいですね。