プロのドッグトレーナーが発信するしつけサイトの決定版!

犬のしつけから学ぶ 子供の教育問題
おにいちゃんなんだから、我慢しなさい

散歩中の犬が多く集まる近所の公園で、こんな場面を目にしました。
年頃の近いバーニーズマウンテンドッグとビーグルがじゃれあって遊んでいるうちに、2頭とも少し興奮気味に。するとバーニーズマウンテンドッグの飼い主さんは、
 
 「自分より体の小さいお友達には、やさしくしなくちゃダメでしょ!」
 
と愛犬を抑え、ビーグルだけが自由に遊びまわっていました。
仲良く遊んでいたはずの2人が、ささいなことをきっかけにヒートアップしてケンカになってしまう。
 ・・・これって、子どもの“兄弟げんか”と似ている気がしませんか?
 
仲裁するつもりで間に入った母親が、つい口にしてしまうのは
 
 「おにいちゃん(おねえちゃん)なんだから我慢しなさい!」。
 
年上の兄弟ばかりを叱ってしまうことで、上の子は「おかあさんは、いつも下の子ばかりを味方する」と不満そうにしかめっ面…。
 
 
そもそも兄弟げんかというのは、思い切り感情をぶつけ合う場であるのと同時に、「この人にこんなことを言ったら怒るな」という対人関係を学ぶ場でもあります。
 
では私たち大人は子どもの兄弟げんかに対して、どのような対応をすれば良いでしょう。
 
 
  小さいケンカは見て見ぬふり。
  大きいケンカは変な理由付けをせずに2人とも叱るのがコツ 
 
 
というのは、NPO法人日本子育てアドバイザー協会講師の幸島先生。
 
おもちゃを片付けない、どっちのおやつの方が大きいなど、子どもは子どもたちの世界観やルールの中でケンカをしているのですから、大人のルールで判断するのではなく「うるさいから、やめなさい!」と素直に言う方がむしろ効果的だったりしますよね。
 
大きくなり、行動範囲が広がるにつれて、他との摩擦をたくさん経験するようになるのは子どもも犬も同じ。小さなケンカやじゃれ合いこそ、マナーや我慢する力を養うチャンスです。