プロのドッグトレーナーが発信するしつけサイトの決定版!

海外のしつけ事情
EUペットパスポート

私たちが海外旅行をする際に、なくてはならない「パスポート」。
EU加盟諸国では、2004年10月からEU加盟諸国内を飼い主と共に移動する犬や猫、フェレットなどにも「ペットパスポート」の携行が義務付けられていることをご存知ですか。
 
EUペットパスポートが導入された背景としては、いくつもの国が陸続きのヨーロッパでは人々が気軽に国々を行き来しているにも関わらず、ペットを連れて旅行するための動物検疫システムがとても複雑でした。
 
特に狂犬病に対する管理は徹底していて、以前までは訪問国へ提示するためのワクチン証明書を動物病院で発行してもらったり、一部の国では入国する際は最初の半年間は検疫所に留まることを余儀なくされたり…。こういった手続きの煩雑さも一因となり、一部の心ない飼い主たちが長期休暇前にペットを捨ててしまうことが社会問題となっていました。
 
そのためペットパスポートには、飼い主の氏名や住所の他にも、ペットの名前やマイクロチップ番号、狂犬病などの予防接種の記録が記載されることで、ペットパスポートを見せるだけで国境を超えられるようになりました。
 
またペットパスポート取得のための条件として、最も重要なのは「マイクロチップの装着」。動物の体に埋め込まれたマイクロチップには、個体認証ID、ワクチン接種の履歴などが記憶されていて、ペットの個体識別をより正確に行うことに役立ちます。
 
まだまだ私たち日本人にとっては、犬を連れて海外旅行することは高いハードルを感じますが、ペットにとって精神的・肉体的な負担が少なく一緒に旅行できたら…という願いは同じ!
EUをうらやましく思いつつも、大陸と島国の文化の違いを感じました。