

映画やTVドラマの影響などもあり、以前に比べてずいぶん盲導犬に対する認知度が上がってきました。
日頃から私も、社会や人々のために活躍する「盲導犬」という仕事に興味があったのですが、ユーザーである視覚障害者の方の気持ちをもっと理解することができたらという思いから、盲導犬体験歩行に参加してきました。
■財団法人日本盲導犬協会 盲導犬体験デイ
室内でインストラクターさんの誘導のもと、アイマスクをしながら盲導犬と共に歩くのですが・・・。わずか5分程の短い時間の間に様々な発見がありました。
1,まずインストラクターさんからアイマスクを手渡され、盲導犬(ラブラドール・レトリーバー)「シャーリー」にごあいさつをします。
2,続いてアイマスクをつけて、犬の左側に立ちます。犬の体に手を添わせながらハーネスを探していきますが、見えないとハーネスがどこにあるのかも手探りなんですね。
3,インストラクターさんの誘導のもと、三角コーンで作った迷路のような道をシャーリーといっしょに進んでいきます。
初めは光が遮断された真っ暗な世界を歩くのが不安で、すり足気味になっていましたが、次第に犬の呼吸や歩くスピードをハーネスから感じられるようになると、「この子が案内してくれるから大丈夫!」という信頼感がうまれてきました。
堂々と姿勢を正して、一歩一歩を踏み出すことができるようになると、インストラクターさんにも「上手に歩けていますね」と言われ、ちょっと笑顔になりました。
4,「お疲れさまでした」と言われ、あっという間に盲導犬体験歩行は終了。
アイマスクを外すと、思ったよりも長い距離を進んでいたことにビックリしました。また右折・左折をスムーズに歩いてこれたのは、シャーリーが内側を寄り添ってくれていたからだなー、と気付かされました。
5,最後に「GOOD!」と言いながら、ありがとうの気持ちを込めてシャーリーの背中をたくさんなでてあげました。すると、うれしそうに大きくしっぽを振る姿から「犬も喜んで仕事をしている」ということがよく伝わってきました。
体験歩行後には、盲導犬ユーザーの方からお話をうかがう機会があり、「将来どんな科学技術が発達し、盲導犬に代わる機器ができたとしても、私はやはり盲導犬と歩きたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。
盲導犬が視覚障害者の方の目となり、好きな時に好きなところへ案内するだけでなく、存在そのものが心の支えになっている、とうことがよく伝わりました。
私も今回の体験をきっかけに、盲導犬と盲導犬ユーザーは互いに互いを必要とする深い信頼関係で結ばれたパートナーとしての生活を送っていらっしゃる姿を思い描くことができるようになり、盲導犬に対する理解を深めることができました。